がん闘病の記録 byみみ

2022.2 乳がん発覚 1995年生まれ

乳がん発覚まで②〜精密検査〜

 

 

自治体の乳がん検診の結果が

まさかの要精密検査。

 

精密検査が受けられる病院一覧をみて、

医療センターや県立病院は土曜や夕方の受診が

できないだろうと考えたので、

クリニックを探した。

 

田舎のため県内に乳腺専門クリニックは

数少ないがそのうちの一つが

家から車で20分のところにあった。

 

ウェブから次の日の予約を取ることができた。

 

ネットで

乳がん検診 引っかかる”と検索した。

 

乳腺に良性のしこりができるのはよくあることで、

精密検査をにてがんと診断されるのは

約15パーセントらしい。

 

それほど心配しなくても良いのか、、、

と思ったがよく手紙を見てみると

 

右:カテゴリー4

左:カテゴリー3

 

と書かれていた。

このカテゴリーについて調べると

 

カテゴリー1:しこりなし

カテゴリー2:ほぼ100%良性

カテゴリー3:約90%以上良性

カテゴリー4:約40%悪性

カテゴリー5:ほぼ100%悪性

 

左のカテゴリー3はあまり心配いらないとして

右のカテゴリー4の悪性40%って

結構高くないか?

 

急に不安になってきた。

 

いくら心配しても病院に行かないことには

どうしよもない。

 

とりあえず明日病院だ。

 

 

次の日。

乳腺専門クリニックを受診した。

女医さんで、スタッフも全員女性。

待合にいる患者も全員女性というのも

そんな病院へ行ったことはなかったので、

独特に感じた。

 

まわりの人たちも重い病気を抱えている

感じはなく、重たい雰囲気もなかった。

病院での検診に来た人や、良性疾患の人

も多いのかもしれない。

 

 

問診票を記入し、まずマンモグラフィー検査

を受けた。

 

技師さんから“痛みを感じます”

と説明を受け、

マンモグラフィー=泣き叫ぶ人もいる

と聞いたことがあったため

ビビっていたが、あまり痛くなかった。

VIO脱毛のが100倍痛い。

 

マンモグラフィーの後診察室に入った。

寝転がり、先生が胸をささるように触った。

これが触診なのか。

そのあと再度エコー検査を受けた。

 

先生からの説明では

 

乳がんは40歳から増えるため20代から

 定期的に検診を受ける必要はない

●20代での発症は稀

 ただ20代後半で発症する人もいる

 

マンモグラフィー

20代では乳腺の発達から見にくいため

エコーの画像を見ながら

 

●明らかに良性といえるしこりとは外れている

●良性のしこりは横長で一筆書きができる

 ような見た目をしている

●縦幅もあるしこりのため詳しい検査が必要

●この見た目だと40代であれば

 半分の可能性で悪性

 

“半分の可能性で悪性”

 

そう言われ、恐怖心が増してきた。

 

 

詳しい検査として、

右のしこりに組織診、左のしこりに細胞診

をするとのことだった。

 

細胞診はとても細い針を刺し細胞は採取、

良性 不明 悪性 の判決が出るらしい。

 

組織診は麻酔をして太い針を刺し組織を採取。

良性 悪性の詳しい内容がわかるらしい。

 

この日は左の細胞診と、右の組織診は出血があるため受けられるかどうかの採血をすることになった。

 

左の細胞診はあまり痛みはなく、数分で終わった。

 

 

その後、右の組織診とその結果を聞く

日程を決めた。

結果は1週間ほどかかるとのこと。

 

先生から3時と言われたため、

仕事があるためもう少し遅い時間希望と言うと

結果が良くなかった場合、

いろいろな説明があるためこれくらいの時間に来て欲しい

とのことだった。

 

結果が良くない可能性が結構あるのか。

不安がどんどん増してきた。

 

2日後の月曜日旅行のため有給を取っていたが

不安が大きかったため、旅行を早く切り上げることにして、

右の組織診の予約を入れた。

 

その後、別の部屋に移り

看護師か採血と2日後に行う組織診の説明をしてくれた。

 

女医さんはちょっとぶっきらぼうな感じだったけど、

看護師さんはいろいろ話しかけてくれた。

 

不安を感じながら帰宅。

両親に結果を報告しやや心配した様子はあったが、

検査結果を待つしかない、と言われた。

本当にその通りで、

いくら不安を感じても結果は変わらない。

 

 

月曜日、組織診を受けにクリニックへ行った。

乳房に麻酔をし、太い針を刺して組織を採取する。

 

人生初麻酔、痛かった!

麻酔で針を刺す痛みはなかったが、

変な感じがした。

 

針を抜き終わると

止血のため看護師さんが強く胸を押した。

これが痛い、マンモグラフィーより痛い。

 

 

結果は1週間後、

どれだけ考えても仕方ないと思っても

 

結果が良くなかったときのことばかり

考えてしまった。