がん闘病の記録 byみみ

2022.2 乳がん発覚 1995年生まれ

遺伝性乳がん検査①

 

 

⚫︎両側乳がん

⚫︎若年性

⚫︎乳がんの家族歴あり

 

これらが当てはまるため、

 

遺伝性乳がんの可能性があると

クリニックでも言われていたし、

総合病院でも

遺伝性乳がんの前提で話を進めると

言われていたくらいだった。

 

遺伝性乳がんのひとつで

最も頻度の多い

遺伝性乳がん卵巣がん症候群(BRCA)

の検査を受けることになった。

 

ハリウッド女優の

アンジェリーナジョリーがこの遺伝子を

持っていて

病気になる前に乳房と卵巣を摘出したのも

有名な話だ。

 

しかし、この検査結果は“−”だった。

 

頻度は少ないものの、

それ以外にも乳がんを引き起こす遺伝子があるらしい。

その中には治療や検査で放射線を当てることにより

肉腫を形成するものもあるらしい。

 

それ以外のがん遺伝子を調べるためには

大学病院へ行き、

遺伝カウンセリングを受ける必要があるらしい。

 

母の勧めで大学病院へ紹介状を書いてもらったが、

私は遺伝検査を受けることにこの時点で前向きではなかった。

 

遺伝には倫理的な問題もある。

 

病院で受けるように言われた検査はきちんと受けて、結果は陰性だった。

保険診療の検査はちゃんと受けたのだから

これ以上遺伝を突き詰めなくてもいいじゃないか。

 

私の家系でがんが多発しているわけでなく、

むしろがんは少ないように感じる。

若くしてがんになった人もいない。

 

なのに自分にがん遺伝子があるとわかったら

ショックを受けるかもしれないし、

父母どちらか、その親戚もその遺伝子を持っている。

その親戚にどこまで話せばいいのか。

 

がん遺伝子を持っているということを

一生背負う必要ないのかな、

そう思っていた。

 

誰でもがんになる可能性はあるのだし、

受けられる健診はみんながちゃんと受ける

それでいいのでは?と思っていた。

 

カウンセリングを受けてから

遺伝子検査は受けないという選択も可能らしい。

 

自分には医学的な知識はなく

遺伝子検査を受けることでどんなメリットがあるのか

倫理的な問題もどうするべきものなのか、

それも含めてのカウンセリングだと思ったので、

とりあえずカウンセリングは受けることにした。

 

 

後日、母と一緒に大学病院で遺伝カウンセリングを受けた。

 

 

長くなりそうなので続きは後で。