がん闘病の記録 byみみ

2022.2 乳がん発覚 1995年生まれ

高額療養費制度の利用

〜高額療養費制度とは〜

医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。

上限額は、年齢や所得に応じて定められており、
いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。

    厚生労働省HPより

 

 

がんがわかり、色々な検査をしていた3月

医療費が高額療養費制度の限度額を超えたので、

3月からこの制度を利用することになった。

 

入院手術をする4月はおそらく必要だろうと

思っていたが、

検査段階の3月でまさか超えるとは

思っていなかった。

 

 

総合病院2回目の診察の際に

支払いが6万を超えた。

 

乳がん遺伝子の検査で

保険適用ながら6万かかったためだ。

 

なぜか高額療養費制度の限度額は

10万と思っていたので

(実際には年収によって違う、私の場合は10万より低かった)

今までの検査で4万くらいはかかっただろう、

これは制度の利用できるのでは?

 

と思い窓口で聞いてみたところ、

同意書を書くことで病院側で限度額を

調べてもらえた。

 

すると総合病院の医療費だけで

限度額を超していることがわかり、

その場でお金が返ってきた。

 

気づいてよかった。

本当に言ってみるもんだね。

 

総合病院の返金がきたが、

3月は他の病院にも通院していたため

他の病院の医療費も返ってくるはず。

 

4月以降の総合病院の支払いに関しては、

病院側が手続きをして、

限度額に応じた支払いになるそうだが、

3月分はどうなるのか。

4月以降の他の病院での通院費はどうなるのか。

 

病院の窓口の横に

医療費や休業補償について相談できる場所

があり、

そこで話を聞いた。

 

保険証をみせると、

会社の健康保険組合のため

人事等に高額療養費制度の書類を

送ってもらう必要があるとのことだった。

 

ややこしや。

一応病気の検査を始めてからの領収書や

明細票は取ってある。

 

医療費が返ってくるならちゃんと手続きするしかない。

 

 

後から会社の人事に聞いたところ、

会社の方で高額療養費制度の手続きを

してくれるとのことだった。

 

何もしなくても、

給与振込口座に限度額を超えた分が

後日振り込まれるらしい。

 

自分で手続きしなくて良いのは

非常にありがたい!

 

 

日本の医療制度はすごい!

と良く聞くが、

高額療養費制度はとてもとてもありがたい。

 

3月も本当だったら10万以上かかっているのに

数万で済んだわけだ。

 

4月は入院手術があるため

3割負担であっても物凄い金額がかかるが、

限度額までの支払いだけで済む。

 

なりたくて病気になったわけではない

わざと病気にかかったわけではない

人がほとんどなわけで、

この制度で助けられる人は本当に多いと思う。

 

 

ただがんになると長く治療が必要になる。

ホルモン治療は5年から10年続く。

 

限度額はいかないだろうけど、

毎月治療費がかかってくる。

 

病気になるとお金がかかるのは事実なので

健康なうちにコツコツ貯金をしておくこと、

多少の医療保険に入っておくこと、

 

この2つの重要性はやはり大きいと思う。